志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

三重県伊勢志摩尾鷲熊野を中心にアジングエギングシーバスヒラスズキ青物ハタショアマダイ果てはサツキマスまで釣りとハンドメイドルアー製作ブログです。

池のスモールマウスとラージマウス

三重スモールマウスバス川と池の後編。
川での釣行一時間程で35㎝43㎝46㎝48㎝とナイスなスモールを連発したことで二人ともリバースモールには満足し野池へ向かうことに。

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川スモールマウスバス48㎝

川を出発すること30分程で到着したのは鬱蒼とした森の中にあるV字型の谷に形成された山上の野池。谷に形成されているため少ないながらも岩盤が露出している場所もあり急深な地形で湖面は堰以外ほとんどオーバーハングした樹木におおわれている為オカッパリでは狙いにくい。

その為に堰堤付近やバックウォーターのシャローで釣っているとラージの割合が多くスモールが生息していると気付かないアングラーも多い様子。
と言っても私が山を越え自転車や原付きで通っていた学生の頃はゴムボートやフローターで釣っていてもラージばかりだったのでスモールが入ったのはまだここ10年程の事だとは思うが・・。

そんな野池だが今日の私達二人はゴムボートもフローターもましてジョンボートも持ち込んでおらず完全オカッパリ仕様。
しかも私はエギングタックルにシーバスとロックフィッシュ、サツキマス用ルアーとバス用ルアーが少しと完全にアウェイでなめ腐った装備。

そんな装備でも久々に訪れてみたくなったからには仕方ない。
まぁ何とかなるだろうと8.6フィートのロングロッドが振れる堰堤からスタート。

まずはオーソドックスに堰堤沿いをチェック。
山上の野池だけあって水色は前日までの雨の影響で普段よりも濃いステインウォーターと言った所で平地の野池の様に田畑の茶濁りが入ってなくいい意味でも悪い意味でも普通に釣れそうなコンディション。
切り立ったV字谷の為日照時間が短く標高も高い為水温の低下が気になるが目に見えてターンオーバーが起こっているようでもないので大丈夫か・・。

そんなことを思いながらブレード系でひととおり堰堤沿いを流し終える頃どうやら次々とオーバーハングした樹木の間に身を乗りだしベイトフィネスでスモラバを打っていた釣友が釣った様子で何やら叫びながらこっちに走ってくる。

どんだけいいサイズなのかと見ると血だらけの25㎝程のスモールマウス。

焦って走ってきたのは呑まれて血だらけだから新鮮なうちに絞めて欲しいと言うことだった。
本当に生粋の釣りバカと言うかある意味どこまでも釣り人らしいと言うか。
前回のシーバスとヒラセイゴを持って帰って食べてから釣って食べることに味を占め胃の内容物(ベイト)の観察も出来るからとやる気満々w

確かにバスもシーバス(丸スズキ)も似たような味だけど喜んで食べようとするバサーは彼が初めてw
とりあえず皮は厚めにひいて臭み消しに牛乳に浸けるように教えておいたが後日感想を聞いたら皮を厚くひいたせいか丸セイゴより臭くないとのこと。
次は川スモールマウスの香草焼きをするらしいです。興味ある人は是非御相伴あれw

そんなこんなでとりあえずスモールがまだ生息しているのは確認出来たので堰堤沿いに見切りをつけ私もロングロッドの無理を承知で急深のオーバーハングエリアへ入るがやっぱり8.6フィートではまともにロッドを振れない。
そもそも真下に落として食わせてもフッキングなんて不可能。
ここは釣友に任せて仕方なく流れ込み付近の樹木が切れている小さなスペースから狙うことに。

まずバックウォーターの流された土砂が堆積して出来たシャローエリアをブレード系でチェック。
出るのは恐らくラージだろうと巻いてくると「コンコンッ」と出たのは20㎝程のやはり子ラージ。

スモールを狙いに来たのでやっぱなと言うか感じだがそれでも久々に見慣れたはずのラージの顔を見ると懐かしい感覚に陥りほっこりする。

やはり急深のロックエリアかとこの位置からギリギリロングキャストで狙えるロングヘビダンで第二ベンド対岸のオーバーハングギリギリにアプローチ。

流石にピンで狙うのは難しく無理やりサミングで何とかと言った所だが上手くキャストが決まったら案の定フォールからのシェイク中に「ココンッ」とラインが走りフッキングすると突っ込むような走りと高く派手なジャンプ!
川スモールの後だからかサイズはそれほどではないなと思っていたが寄せてみると以外とグッドサイズで40㎝程。

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樹液や落ち葉の色が染み込んだステインウォーターのせいか川の個体よりも濃い色のカッコイイスモールマウスで満足の行く一匹。

釣友はもう少しやっていたそうだったが獲物の鮮度が下がる為帰ると言うし私も時間が差し迫っているので終了。
昼までの短時間釣行だったが川と池で35㎝から48㎝が4本と満足の行く釣果でした。