志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

三重県伊勢志摩尾鷲熊野を中心にアジングエギングシーバスヒラスズキ青物ハタショアマダイ果てはサツキマスまで釣りとハンドメイドルアー製作ブログです。

モアザン2510R カスタム インプレ

今日は私が主にシーバス、タイラバ、ショアマダイ、ライトショアジギングに使用しているリール、モアザンのインプレ記事。

モアザンのスピニングモデルには2510PE-H、3012H、3500と言ったラインナップがある訳ですが私の使用しているモアザンは2510R-PE。

f:id:drivenboostmk2:20180916010448j:plain
モアザン2510R-PE インプレ

現行の17モデルには無い14モデルにラインナップされていた型番です。

残年ながら17モデルからラインナップから外れた型番ですがこの型番の特徴はなんといっても R と言う所。

昔からシーバスでダイワリールを使っている人なら既知の事だと思いますがこのRが付く番手は3000番のボディに2500番のシャフト、ローター、スプールを組み合わせた通常の番手とは違うカスタム番手なんですね。
3000番の巻き取りパワーと耐久性を持ちながら巻き取り量はノーマルギアの2500番手と同じと言うスローにリトリーブし繊細に攻めたいがランカーを掛けた時にはパワーが欲しい!と言ったまさにナイトシーバスの為のスペシャルモデルになっている訳です。

2010年辺りからダイワ、シマノ共にハイギアを全面に押し出して売り出している煽りを受けてか遂に2017年モデルからは廃盤になってしまいましたが(と言うよりダイワの場合LTコンセプトの影響?w)
私にとっては06セルテート2500Rカスタムから愛用している愛着も実績もある番手で特にナイトシーバスゲームには無くてはならないので何とか次の19セルテートか20モアザンでもラインナップされて欲しいですがどうなることやら・・・。

スペックは以下の通り。

・自重:260g
・巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):71cm
・ギア比:4.8
・最大ドラグ力:7kg
・ハイパーデジギア
・マグシールドボールベアリング
・ZAION製エアローター
・スーパーメタルボディ

とまぁダイワのタフ系小型リールのフラッグシップモデルらしく最新のマグシールドボールベアリングやハイパーデジギアまで搭載した豪華っぷり。
ソルティガで実績のあるメインギアの強さは正直80オーバー程度のシーバスではオーバースペック感がありますがランカーシーバスを数多く釣り上げるとなるとこの耐久性は生きてくるでしょうね。
年間釣行数の多い、もしくは70以上の良型からランカーまで年間相当数釣り上げる人にはもってこいのスペックです。

ただ、タフさに重点を置いている為当然ながらボディはメタルハウジングでお世辞にも軽量リールと比べると軽いとは言えません。
3000番ボディと言う点もあるので一概には比較しにくいですが同じダイワの15イグジスト2510RPE-Hと比較するとモアザン2510R-PEが260g、イグジスト2510Rが215gとその差は45gとやはり重い。

普段軽量リールばかり使っている人には余計に重さが気になる重量になってますがそんな重いモアザンを軽くする方法があります。

それは・・・スプールを交換する事です。

モアザンの純正スプールは約43gと派手派手しい見た目同様重さも派手w
これを軽い2500番系のエアスプールもしくは軽いイグジストかセオリーのメタルスプールに交換するだけで大幅な軽量化が出来るのです。
ちなみに自分は写真からもわかるように15イグジスト2510PE-Hのスプールに換装、カスタムして使用しています。
イグジスト2510PE-Hのスプールは31.7gと激軽なのでその差は11.3gと大幅な軽量化ですね。
これだけで260gあったモアザンが248.7gまで軽量になります。
スプールが重く少しフロントヘビー気味だったのも軽いイグジストスプールのお陰で解消され実際の重量減よりもロッドにつけたときにかなり持ち重り感が軽減されるのでカスタムする際にはかなりオススメです。

このリールに関してはイグジスト同様フラッグシップだけあって機能面や性能、耐久性で下位機種よりも良いのが当たり前で特に批評するような所が他に無いのですが注意点をあげるとすれば・・ひとつ。

それはギアです。

硬度が高いゆえに耐久性も高いハイパーデジギアですがそれゆえに巻き心地もしっとりと言ったものではなくからっとした硬い感触になっています。
もちろん巻き心地が悪いと言うほどのものではありませんがセルテートのようなシットリとしたシルキーな巻き心地やシマノリールのようなヌメッとしたシルキーな巻き心地が好きな人や気に入っている人には馴れるまで違和感があるかもしれませんね。
特に新品の間はギアのエッジも立っているので特にですね。
1シーズン使い込むうちに適度に馴染んで来て2シーズン程で完全に馴染んでかなりシルキーにはなりますが当然ながらそれでもツインパやステラ等のシマノリールのような巻き心地にはならないので注意が必要です。
その分、ギアノイズが取れて来た状態が良い個体の軽く乾いた硬質な巻き感のモアザンはカッチリとしたメタルボディも相まって巻き感度は秀逸でイグジストハイパーカスタムやセルテートハイパーカスタム等の旧リアル4機種まではいかないまでもかなりのもの。
用途が用途なのでマグシールドレスにはしようとは思いませんがする必要がない程の巻き感に仕上がっていてナイトシーバスには十分の性能です。

ナイトシーバスで潮流を捉えにくいと感じている人やハイギアリールでドリフト等の巻き取りスピードがゆっくりとしたアプローチがうまくいかないと言った人はぜひ使ってみて欲しいリールですね。
プレッシャーの高い河川での本当にドリフトさせるだけのようなアプローチにはノーマルギアで無駄に巻き取り過ぎないこのモアザン2510R-PEは最高に使いやすいですよ。